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2021.11.16

スタッフブログ

子どもたちへのメッセージ

輪和建設の阿部です。
先日小学校にて木製のテーブルづくりをお手伝いさせていただきましたが、その前の日に木の家づくりについて小学校3年生にお話しする機会をいただきました。
小学生に何を伝えたらよいのか、何が伝わるのか、正直とても悩みました。家をつくったり買ったりすることは、普段経験できることではなく、学校で工作をしたりスーパーで食材を買ったりするのとは規模が違います。家は身近なようで意識的には遠い存在かもしれません。そこで、家づくりにおいて木がどこから来て、どのように使われていて、どうやって家が作られているのか、お話しました。

 

家づくりで使われる木は、私たちのお母さんやお父さん、おじいさんおばあさん、それよりももっと前に生きた人々によって植えられて育てられてきたこと(だから木は先人たちからのプレゼントだから大切に使おうね)、木は見えないところで家の骨組みの役割を果たし、床板や階段など見えるところにも使われていること(みんなのお家はどうかな)、家づくりは大工さんだけではなくいろんな職人さんや設計士、現場監督など多くの人々の力で成り立っていること(一人の力ではできません。家はたくさんの人の力を合わせてつくっています)、などビデオやスライドを交えてお話をしました。

 

子どもたちはみんな真剣に聞いてくれて、将来家づくりがしたい、という夢も語ってくれた子どももいました。次の日のテーブルづくりは、規模は違いますが大工さんの墨付け、刻み、棟上げと同じ工程です。材木に印をつけてのこぎりでカットして、ビスを打って組み立てて、みんなで力を合わせてつくりあげました。このテーブルやベンチを学校で使う時に、家づくりについて何か少しでも思い出して、木の家を身近に感じてもらえれば嬉しいです。

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった木の家づくりをしています。
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