輪和建設の阿部です。
先日奈良市の幼稚園にて木工教室のお手伝いをしました。家づくりで出てくる木の切れ端などの廃材を利用して、子どもたちに自由に好きなものを作るという教室です。

あらかじめどのようなものを木で作りたいのか、子どもたちそれぞれに絵を描いてもらいました。

「いえ」「パンダ」「バッタ」「トレーラー」「かぶとむし」など、いろいろな絵が描かれたのですが、その絵には「はねがうごく」「とけいがうごく」「つのがのびる」「からだがはねる」といった要望も書き添えられていました。子どもたちの頭の中では、木でつくったものがいきいきと動いているようです。

いったいどんな作品ができるのか、楽しみ半分心配半分で、当日を迎えました。

まずは自分の作品に必要な木片選びから始めます。欲しいサイズや形がなければ切ってつくりました（のこぎり作業は大人がします）。そして、釘や木工ボンドで木をつなぎ合わせていきます。釘打ちが初めての子どもも、経験するうちに上手になってきました。

2時間半、驚くほどの集中力で木工に取り組み、最後には自分が描いた絵にそっくりの作品を創り上げました。「こうしたい、ああしたい」という要望をしっかりと持ち、それを伝え、形にする喜びを味わってもらえたのではないかと思います。この中から将来、大工さんなど家づくりに携わる人材が育ってくれればうれしいです。

「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった木の家づくりをしています。
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