2021.11.3
スタッフブログ
新築の工事が進んでいます。
輪和建設の小林です。
新築2件が一気に工事が進み始めました。
天理の新築では、上棟も終わり、もうすぐ中間検査を控えています。
設計としては、この段階で、筋交いや面材、金物など図面通りか確認する役目があります。
その上で第三者機関にも確認いただいて、ダブルチェックで漏れがないようにしています。
今回の天理の家では、梁の下に差し鴨居という梁を2ヵ所ほど入れています。
1か所は意匠上と大開口上部の力の分散のため、もう一か所は、利便性から柱位置を変更したためです。
どちらも、構造的にも意味があり、意匠的にも見える部分で大工さんの丁寧な仕事のおかげもあり良い感じになったかなと思います。
こちらの梁と梁の間には、再利用の欄間の組子が入る予定です。
大黒柱と丸太の梁は、同じ場所に建っていたお家の再利用の古材で大黒柱は製材し表面が綺麗に、丸太の梁も仕上げて頂いて綺麗になっていました。
古い丸太の色合いのまま利用することもありますが、今回は手間がかかっていますが、どちらも表面を削ることで新しい木との調和も取れ、お施主様の好みからもその方が気に入っていただけるように思います。
←加工前の古材
←加工後の大黒柱
←加工後の古材丸太
他にも意匠的に考えながら構造を計画した部分があるので、仕上がりに向けて楽しみです。
大和郡山の新築では、基礎の配筋検査まで終わりました。
こちらも上記同様に、図面通り配筋ができているか、敷地との位置関係の確認などを行い、第三者機関に確認してもらっています。
既存の建物が近くにあるがゆえに位置計画など少しシビアな部分があったので上棟まで少し不安な部分もありますが、何度も検討を繰り返したので大丈夫と思います。
完成に向けて、もれなく確認検査していきたいと思います。
「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった木の家づくりをしています。
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