2021.08.6
スタッフブログ
簾戸
輪和建設の小林です。
先日、奈良町に行った際にふらっと「奈良町にぎわいの家」に寄らせてもらいました。
とても暑い日でしたが、心地よい風が抜け、なんともゆったりとした時間を過ごすことができました。
以前来た時には、障子が入っていたところに、簾戸(すど)が入れられていました。
腰部分に割り竹をあしらったデザインが光と影をつくり、とても素敵でした。
昔は、このように夏の建具、冬の建具と季節に応じて家も衣替えをしていました。
普段障子や襖で遮られる部分も簾戸を入れることで、夏の強い日差しを遮りながら、風を取り入れ、それと同時に内部のプライバシーも保てます。
以前新築のお引渡しをさせていただいた方も離れから簾戸がみつかり、新築の方に再活用されたいとご連絡がありました。
和室の障子と入れ替えされるのかな?と思っていると、玄関ホールと廊下の間の出入り口に簾戸を入れたいとのことでした。
玄関ドアにも採風の工夫をした建具を制作させていただきましたので、来客時に室内のプライバシーを保ちつつ、風通しを活かせるとてもいい場所だと思いました。
お客様の暮らしの中でのアイディアもとても勉強になります。