こんにちは！

大工見習いの中島です。

先日、おじいちゃんが昔に使っていた鉋(カンナ)を貰い、その調整と使い方を先輩大工の森下さんに教わりました。

整え方どころか今までほとんど使った事もなかった僕に、森下さんは部分の名称や刃の扱い方、研ぎ方など本当に基本的な事を丁寧に教えて下さいました。

貰ったじいちゃんの鉋は何十年も使われていなかった鉋だったので、状態はあまり良いものではありませんでした。

錆だらけの刃を見様見真似で研ぎ、歪んだ台を調整し、都度見てもらいながら本当に微妙な調整を繰り返し、なんとか木を削れる状態にまで仕立てることができました。

はじめて削れた鉋屑はまるできしめんの様に分厚く、森下さんの削った透けて見えるような鉋屑とは比べ物にならないものでした。

ですが、僕はじいちゃんの鉋が使えるようになったのがとても嬉しかったです。

自分で手入れをした道具は愛着が湧くものですね。

これからこの鉋を大切に使ってコツコツ地道に練習していきます。

せっかくなので仕立てた鉋とはじめての鉋屑を週末、じいちゃんに見せに行ってきます。