2024.03.19
スタッフブログ
室温と心身の調子
中西春代です。
お水取りも終わり、奈良に春がと思いきや寒の戻りに身体がすくみます。
さて、リフォームご希望のお客様と打ち合わせをしていたところ、スポーツマンの70歳のご主人が肩を痛められてなかなか治らないとお話しくださいました。
遣い痛めが原因のようですが、お医者様からは、室内の温度についての質問があり、暖房の設定温度を上げるように言われたそうです。
いつもの設定温度に慣れているとはいえ、無意識に寒さで身体を強ばらせて、身体の回復を遅らせていると、お医者様からご指摘を受けたそうです。
日本サステナブル建築協会は、『住宅の断熱化と居住者の健康への影響に関する全国調査』の第8回報告会を開催されました。
それによると室温が血圧に与える影響は年齢性別によって差があることや、血中脂質、心電図異常と室温の関係が明確になりました。
高齢の女性は男性以上に室温低下による血圧上昇が激しい。
血中脂質の改善のためには生活習慣改善と共に家を暖かくすることも有効。
心電図異常も室温と関係している。
また、
住宅内の寒さが筋力、身体能力を低下させ転倒リスクを高める。
との結果がでました。
住宅の断熱改修により、平均室温よりも最低室温への影響が大きく、特に床の改修が大きな効果をもたらしたそうです。
さて、前述のお客様のお家は、水回りの改修工事に伴い、床と窓を断熱仕様にします。
少しのエネルギーで、心身ともに暖かくリラックスできるお住まいを目指します。
※写真は、今年で1273回目を迎えた3月12日のお水取りの様子です。、籠松明(長さ8m、重さ70㎏)の着火から二月堂の階段を駆け上がっていかれる裏方を見せていただきました。
「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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