2024.02.16
スタッフブログ
和室の敷居納め
輪和建設、大工の國分です。
つい最近、和室の敷居を自分で初めて加工し、そして初めて納めました。
緊張のあまり、加工する時は手は震えるし、一つ一つの仕事にとても時間をかけました。
結果丸一日。
その甲斐あって、初めての敷居は無事綺麗に納めることができました。
納めた直後は喜びというよりかは、疲れがどっと出てきたのを覚えています。
大工さんと話をしていると、和室作りの話の時はかなり熱量があるように感じ正直不思議だったのですが(学生時に建築の設計に触れると、和室は申し訳程度に計画にいれるか、消し去るかです。それに、決まった型があるのは面白くないですから基本洋間です。さらには、木造よりも自由な平面計画が組めるRC造が人気といった感じです。つまり和室の良い印象は殆どないのです。)、その理由がよく分かりました。
洋間と違って和室は加工した木材が全て見えてきます。
だから必然的に綺麗な木材(高級)を使う事になり、ミスが許されません。
さらには木材と木材の取り合いの部分も全て見えてくるので、誤魔化しが全く効かないのです。
まさしく和室は大工さんの腕の見せ所。
話をするときに熱量が上がるのも納得です。
「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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