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2023.07.13

スタッフブログ

木育

中西春代です。

今月、22・23日は新築完成見学会を開催させていただきます。

お施主様には、大切なお家を公開していただき心より感謝申し上げます。

ありがとうございます。

 

今回、見学していただくお家はお二人のお子様、子育て真最中のご家族です。

小さな子どもさんがいれば、杉やヒノキの床に傷がつくのでは?と心配される方が多いと思います。

確かに、尖った物を落とすと傷がつきますし、床に鉛筆で落書きをすれば色は消しゴムで消すことができても芯の後は残るでしょう。床に水分を含ませて戻るときもありますが、強いへこみは戻すことはできません。子どもさんも、尖った物、鉛筆の芯等が、天然の木を傷つけることで、物の扱い方を無意識に身につけていくのではないでしょうか。それは、人に対しても気を付けることとして身体で覚えていくでしょう。

新建材の床では、そのような事で傷にならないように、汚れはさっと拭くだけでとれるように、商品開発されています。とても便利です。その便利さが五感を鈍らせてしまうとすれば怖いことかもしれません。

我家は大人二人の生活ですが、ヒノキの床には多くの傷があります。

傷をつけた時に、床板に対して、あ~ごめんごめん、ってつぶやいてしまいます。無意識に。

これは無意識の中で、天然の木が身体に馴染んでくれているのでそのようにつぶやいてしまうのではと思います。

木目を見て、木の香りに包まれ、木に触れ、木の音響効果の中で育つ子供さんは、免疫力が高く、集中力が高まると言われています。

 

あるご家族がモデルハウスに来てくださいました。

3歳と5歳のお子様は、モデルハウスの床でゴロゴロと寝っ転がって遊び始めました。

その様子を見てご両親が驚かれました。

床でゴロゴロする子供の姿を初めて見たと言われたのです。ご自宅はマンションで床は新建材だそうです。杉の木の床に安心して身体を投げ出して楽しんでいる。子どもさんの感性は正直に行動に現れます。

 

木の家で育まれた子供たちは、自然と森を愛する人に育つと思います。

人は原点に還っていきます。自然回帰の時代の家づくり、ぜひご見学くださいませ。

今回の表題としました、『木育』は北海道庁が掲げた教育概念です。

ご一読ください。

https://www.pref.hokkaido.lg.jp/sr/sky/mokuiku/toha_frame.html

 

イベント参加ご予約は、こちら、です。

 

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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