HOME  >  ブログ  >  デザイン | ヴァナキュラー建築のように木材を用いたデザインも考える奈良の木の家工務店、輪和建設

2022.12.26

スタッフブログ

デザイン

輪和建設、大工の國分です。

 

気候がぐんぐんと下がり、とても寒くなってきました。

朝車にのっていると、あたり一面に霜が降りていて、おぉ、冬やなあと感じます。

その中での外仕事となると鼻水は出るわ、手は悴むわとかなり大変ですが、この寒さを感じながらの仕事というのも悪くないと思い、そして愉しみながらやりたいものです。

とりあえず、防寒着いっぱい買いました。

 

最近、父母が還暦を迎えたので何かプレゼントを作ろうと、手に入れた古材(?)を見つめていました。

この古材はたしかローズウッドで、すでにアリのほぞが刻んであるのが特徴です。

恐らく、継ぎ手が見えなくなるように細工してあるアリの仕口(仕口の名前は分からないのですが)です。ならばこのように使うと良いのではないか、そうすると次にそこにつく木はこういう向きになるなぁ、そもそもこの材のプロポーション的にはこっちを正面にしたいなぁ、などと色々考えることが出てきました。

 

まさしく、この木材だからこそ生まれるデザインを考えていたわけです。

 

あぁ学生のとき先生によく、「この建築のデザインはこの敷地、この土地、この場所だからこそ生まれるデザインなのか?他の場所でも成り立つのではないか?」と良く言われたなぁと思い出し、とても大切な事を教えてもらっていたなと、今になって痛感します。

 

作るモノの規模が変わろうとも、考え方として根本的に大切な事は変わらないのだなぁと思いました。

 

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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