2022.12.25
スタッフブログ
急な冷え込みにご用心
こんにちは!
中島です。
非常に寒くなり、現場仕事は寒さとの戦いになってきています。
そういう寒い日に限って外での作業だったりして、手が言う事をきいてくれません。
帰ったら鍋食べて、お風呂に浸かってと、温まろうと心に決めて作業しています。笑
以前投稿した蟻組接ぎの箱が9割完成しました。
全体のバランスや欅と真鍮の金色、細部の細工など、非常にいい感じに仕上がっています。
凸凹のある仕上がりにしたのは、少し変わったデザインを求めた事と、この凹凸により箱への傷付きを緩和してくれる事を狙ってこうしました。
蝶番をつけてアタッシュケース型に。
今回使用したのは「トルクヒンジ」や「ストップ蝶番」などと呼ばれる蓋を任意の角度で止めておく事ができる便利な蝶番です。
こういう箱の場合はステーなどを用いて蓋が止まるようにする事が一般的ですが、ステーのスペースを確保しなければならなかったり、デザイン的にも主張があったりするため、今回はトルクヒンジを使いました。
ヒンジ部分にかかる負荷が大きいなどのデメリットもトルクヒンジにはありますが、蝶番1つでステーのような働きもしてくれる、非常に便利な蝶番です。
今回は蝶番の付け方を変え、中に入れ込む方法を試しました。
前回作ったものと比較すると蝶番の主張が少なくなり、すっきりとした仕上がりになっています。
0.5mmほど取付位置がずれてしまい蓋と本体がほんの少しずれてしまったのが今回の反省点です。
蝶番の取り扱いは本当にシビアな仕事ですね。
今回の反省を次に活かしたいです。
あとは用途に合わせた中の細工をして、オイル仕上げをしたら完成の予定です。
最後までしっかり仕上げたいと思います。
「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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