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2020.06.7

スタッフブログ

外壁の漆喰仕上げ

輪和建設の小林です

 

大和高田市の新築工事が順調に進んでいます。

外壁は漆喰壁と板張りです。

実際は真壁構造ではなく外壁は断熱性能の良い大壁なのですが

設計の先生の意向で意匠的に柱・梁に見たてた板を施しています。

 

古民家では真壁なので、外壁にも柱や梁が見えてきていましたが、

40年前頃あたりから外壁は大壁になってしまいました。

建築基準法のせいだと訴える人もいますが、

外壁面に構造面材を張って耐風強度や耐震強度をとりなさいという規定があり、

なかなか昔ながらの真壁の外壁の家は難しくなりました。

その他に土壁がなくなったり、断熱材を使うようになったことも影響していると思います。

個人的には真壁の外壁がいいなぁと改めて思いました。

内部も真壁は良いですね。

柱や梁が多く見え空間にメリハリがでるように思います。

 

現場にいくと

大工さんから「ここに使う板はきれいな部分をもってこようと思うんやけど~」や

私ができれば浴室の羽目板の継ぎ目と照明・水栓のセンターを合わせてほしいですが、、、とお願いして

「そんなん大変やんか~」と言いながら

次に現場に行ったときには、バシッとお願いした通りにしてくれていたり

休憩時には直ぐに道具の手入れでノミを研いでいる姿など

本当に大工さんの誇りを感じました。

こうした些細なことの積み重ねで最終の仕上がりは決まるように思います。

 

足場がもうすぐ取れるので、楽しみです。