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2019.11.21

社長ブログ

生活してみて

当社では引き戸を多用しています。

ドアはあまり使っていません。

開けっ放しにしていても邪魔にならず途中で止めて

おくこともできます。

昔からの日本人の生活にあっているように思います。

DSC_9748.JPG

この引き戸ですが、吊り戸と言って敷居はありません。

金具で上から吊り下げた状態の引き戸です。

敷居がないので床がそのまま続いています。

掃除しやすく、躓いたりすることもありません。

しかし、使ってみると敷居がないのでやや不安定で頼

りない感じがします。

DSC_9749.JPG

リビングに独立している柱です。

ご存知のように柱にはこのような背割りという切れ目

が入っています。

乾燥して縮んでもほかの面にひび割れが入らないよう

にするための加工です。

ですから乾燥すればこの隙間は大きくなります。

化粧柱と言っても無垢材の場合は一面にはどうしても

この背割りが入ります。

DSC_9750.JPG

この柱は背割りに埋木をしてあります。

4面ともはっきり見えるのでこのような細工がしてあります。

背割りがやや開くくらいかなりきつく埋木をしてあります。

ところが先日、ほかの家で同じような細工をしておいたです

が、思ったよりも乾燥収縮がきつかったのか、1mmくらいの

隙間ができていました。

やはり天然物は乾燥するとどうなるかわからないものです。