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2020.06.27

社長ブログ

現場の検査

伝統工法の家です。

今日は基本設計をしていただいた松本先生

の現場確認と検査でした。

詳細図面を担当した小林さんも、現場監督の水本君もかなり緊張していた

ようですが、無事に終了しました。

というか「よくできてますよ」とほめてもら

ったようです。

私も一安心です。

施主さんもほっとしたことでしょう。

伝統工法特有の継手や仕口も隠れてしまっている

ところもありますが、普通の在来工法の家に比べ

れば構造材はかなり露出しています。

せっかく手間をかけているので隠れてしまうのは

もったいないと思います。

小屋裏なども表しでいいと思いますが、断熱が難

しくなります。

内装仕上げの段階で壁の漆喰の状態も見てもら

いましたが、建具はまだです。

建具が入ると雰囲気はまた変わるでしょう。

それは次回の検査でまた見てもらいます。

 

先生がまた仰ってましたが「奈良なんだからこんな

家をもっと建ててもらわないと」

確かにそうなんですが、本当に木の家が好きで予算

に余裕のある人にしか無理かもしれません。

しかし、何世代も住むことができれば費用対効果は

十分あります。

現代のように「自分の世代が住めればいい」という

考え方が間違っているのかもしれません。

世代ごとに家を建てるより何世代かにまたがって住

むことができれば次世代の人は大きなお金を掛けな

くてもリフォームで対処できます。

実際、何世代も住み続けている古民家と言われる家

があります。

住む人の考え方次第です。