2020.06.25
社長ブログ
伝統工法の家 外壁
伝統工法の家ですが、やっと足場が取れました。
羽目板貼りの外壁が大変きれいです。
メンテが気になる人が多いと思いますが、先日、
結構な雨の日に外でじっと見ていたのですが、
吹き降りでなかったためか板壁にはほとんど雨が
かかっていませんでした。
軒の出や庇が長い(1200mm)のも功を奏し
ていると思います。
伊勢のおかげ横丁のように下見板貼りという方法
もありますが、この家は本実の杉板貼りです。
床板と同じ加工をした板を貼っています。
その上から押さえぶちで押さえています。
これで板特有の反りはある程度防げます。
あとは経年による変色と痛みですが、無塗装でも
何十年と経過している板壁があります。
5年、10年くらい経過すると黒いカビのような
シミが出ることがあります。
この時期が一番見苦しく見えるかもしれませんが、
それを過ぎるとシルバーグレイ(古色)になって
いきます。
自然のものですから、経年変化としてみてもらえ
れば板壁は他のどんな素材の壁よりも長持ちして
くれます。
もし貼り換えることになっても杉の板はいつでも
どこにでもあります。