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2022.06.23

社長ブログ

農業と漁業と林業と どれが一番儲かるのか

 

農業、林業、漁業 大事な第1次産業なのですが

どれも厳しいわりに今一つ儲からないイメージが

あります。

サラリーマンの平均年収が420万円くらい。

農業は平均150万から300万程度で約40%が

300万円未満、しかし約10%は1000万円以上。

漁業の場合、沿岸・沖合漁業は平均300万円

だそうですが遠洋漁業になると数か月帰って

これませんが1000万円クラスになるみたいです。

そして林業の平均は356万円。

 

日本の場合、国土の約70%が森林、農地は10%

ほどですから、面積だけ見ると農業よりも林業

に力を入れたほうがいいように思いますが、そう

簡単ではありません。

先日も吉野の材木屋さんが言ってましたが、

農業は1年単位で収穫が見込めますが、林業は80年

から100年先を見込んでの育成作業になります。

なんとか自分の孫の代のために・・・となります。

 

 

林業と言えば材木ですが、

昨年のウッドショックの影響が収まりかけたかと

思うとロシアのウクライナ侵攻のせいでまた合板

が値上がりしました。

 

外国で災害や戦争、ロックダウンが起こるとすぐに

資材や部品の不足から部品が入らない、製品になら

ないといった影響が出ます。

少しづつ国内生産に切り替えていけばいいものですが、

急に対応できるものではありません。

 

かと思っていると先日、国内で合板工場の火災が起き

ました。

1万7500平方メートルの工場が全焼しています。

幸い亡くなられた方はおられなかったようですが、

この工場は針葉樹合板の製造販売で全国シェアの3割

を占めると言われるメーカーの主力工場です。

早速建材メーカーの代理店から

数社のメーカーの受注停止の情報が流れてきました。

合板をたくさん扱うところはたいへんですね。

もちろん当社も合板はあまり使わないとはいえ他人

ごとではありませんが。

 

話は変わりますが、先日久しぶりに東京に行って来ました。

全国古民家再生協会の全国大会でした。

3年ぶりです。

「菅前首相」の基調講演がありました。

よく来てくれたと思います。

温和な人柄が感じられる公演でした。

首相の時は大変だったんでしょう。

ホッとされているように感じました。

 

東京まで来たついでに現代美術館に寄ってみました。

精巧に造られたミニチュアセットです。

ミニチュアとはいえかなりの大きさがありますが。

なんのセットだと思いますか。

これでおわかりですね。

 

ウルトラマンなどで有名な「円谷英二」さんと一緒に

特撮のセットに携わった「井上泰幸」という方の展示会です。

一通り見て回りましたが、小学生の低学年頃に見たことのあ

る映画がたくさん展示されてました。

怪獣に吹き飛ばされるというので瓦の下には屋根を支える

垂木まで造ってあったそうです。

ミニチュアを製作するための図面もありましたが、ちょっ

とした建築家なみの図面でした。

当社も新築の時は模型を作りますが、ここまで作り込むに

はかなり正確な図面が必要です。

すぐに壊されてしまうのがもったいないようなセットでした。

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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