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2023.05.21

現場から

階段の造り

現場監督の植田です。久々に猛ダッシュしたら、息が切れすぎてやや酸欠になりました。日ごろの運動不足を実感しているところです。

 

 

三郷町新築のお家では、内装の下地工事が進んでいます。

特に今回、階段のデザインが特徴的で、大工さんの腕の見せ処の一つになっています。

 

おそらくよく見る階段の形は、両側を壁に挟まれていて、人が歩く「段板」とその下に垂直につく「蹴込板」があり、両壁際に「側板(親板)」が階段の角度に合わせて上まで斜めについている、というものだと思います。これは「側桁階段」という造りです。(下の写真参照)

 

 

 

一方今回は同じ側桁階段なのですが、片側にはほぼ壁がなく外壁側も掃き出し窓があるため、「側板」が宙に浮いているような”スケルトン階段”になっています。

さらに掃き出し窓前の段板には蹴込板がなく、光と風が通る仕様です。

 

 

階段の1・2段目には化粧柱があり、そこから上へ側板が伸びる形になっていて、側板で段板を挟み込むような造りをしています。

大工さんの技ありな加工で、とてもかっこいい階段が組みあがりました。

 

ちなみに、同じスケルトン階段でも、弊社で施工させていただいた他のお家では、側板に段板を乗せるようギザギザに加工しているものや、側板に段板を差し込むように加工したものなど、デザイン仕様は多岐に渡ります。

 

 

 

階段一つでも個性がたくさんあって、十家十色の家づくりができそうです。

 

 

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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