2023.04.29
現場から
畳敷きを杉フロアにする工事
GWの天気予報が気になる中西良行です。
明日香の家のリフォーム工事では、
畳敷きの部屋をフローリングに変更する工事を
行っています。
実は建てられた年代によって、施工の難しさが、
変わってきます。
新しい建物だと、畳の下の板は水平のことが多く、厚みもそろっていて、
フローリングを施工するのにもほぼ支障があまりありません。
歴史のある建物では畳の下の板は、製材の技術が発達しておらず、
同じ板厚に揃えることは手間がかかりました。
また、畳芯は藁で作られており、畳の下地の板の凹凸があり水平でなくても
畳を使っているうちになじんできて表面はきれいになり
生活に支障がありませんでした。
そういった下地に、フローリングを施工しようよすると、
杉の板はもちろん曲がりにくく、変形もさせづらいため、
波打っている下地には施工できません。
周りの状況と下地と測定しながら、できるだけの調整しながら、
施工を進めます。建物によっては水平に貼ることのできない場合も
出てきますが、生活に支障のない範囲まで極力時間をかけて施工を進めます。
「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
奈良・大阪・京都他で注文住宅の新築、リフォーム、古民家再生、古民家リフォームの施工事例はこちら↓