2024.12.10
古民家ブログ
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全国古民家再生協会で新潟へ 古民家の移築とは

11月29日から12月2日まで古民家再生協会の全国大会
で新潟まで行ってきました。
昨年は九州の宮崎でしたが今回は新潟です。
そして今回も観光とドライブを兼ねて車で走りました。
片道約7時間、往復1350キロでした。
4日間のうち最初の3日はほぼ雨でした。
そこへ新潟ということで一気に冬を体験することになり
ました。
今回は移築の現場を見学させてもらいました。
茅葺屋根の家で築200年位でしょうか。
移築というと今ある家をそのまま別のところへ移す
というイメージがあります。
実際そんな家もありますが、再生協会ではやむなく
解体に至った家の再利用できる主要な構造部材を使
って別の家を造ることです。
実際築年数が経過していると柱などは根元が腐って
いたりしてほとんどが使えません。
使えるのは写真にあるような丸太の梁材です。
解体にかかる費用をいくらか負担してその代わり部材
を使わせてもらうという方法を取っています。
どの部材をどのように使うかといった調査が必要にな
ります。
そして再利用できる部材も限られます。
古材を再利用して造ったモデルハウスを見学させて
いただきました。
同じく黒く煤けていますが、使う部材は高圧洗浄を
してから加工しています。
でないと触るだけで真っ黒ですし墨付けもできません。
黒いのは塗装しています。
周辺の有名な古民家を見学してきました。
こちらはなんと長さ30mの縁側の丸太です。
よくあったものですし、よく運んできたものです。
そしてどうやって、何人がかりで組み上げたのでしょうか。
木材を運搬するのに家を2軒ほど取り壊したとかいう噂を
聞きましたが、この木を運搬した時のことでしょうか。
最終日はやっと晴れてくれました。
富山県を走っているところですが東にきれいな山並みが
ずっと続きます。
九州に行った時もまた来たいと思いましたが、
新潟もいいところですね。魚介類がおいしかったです。
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