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2023.03.22

古民家ブログ

社長ブログ

リフォーム工事は古民家が多くなりました

WBCも日本の優勝で幕を閉じました。

おめでとうございます。

圧倒的な強さを示しましたが、さすがにメキシコとアメリカ

には苦戦しました。

甲子園では高校野球が開催されていますが、高校野球の試合

とは関係のない拍手や歓声が沸きあがり、競技中の選手も戸

惑ったのではないでしょうか。

さらに今日はWBCの決勝戦とあって甲子園もガラガラだった

そうです。

 

当社では住宅の新築工事とリフォーム工事をさせてもらって

いますが、業界のご多分に漏れず数年前から新築工事が減り、

リフォーム工事が増えています。

しかも今はリフォーム工事と言えばいわゆる「古民家」ばか

りです。

建築基準法が制定(昭和25年)以前に建築された家です。

現代の在来工法とは違った伝統工法による家です。

そんな時代の家ですから基礎がなく、石場建という石の上に

柱が直接建てられている家です。

使われている材料も昔からある材料で土壁や無垢の木ばかりで

リフォームされていなければ新建材の類は使われていません。

 

なのでリフォームでもなるべく新建材を使わず無垢の木や漆喰、

杉板などを使ってリフォームしています。

 

古民家の現時点での残棟数は100万棟くらいと言われます。

空家はたくさんあるとはいっても老朽化により古くなった家は

減少していきますが、在来工法の家に比べると伝統工法の家、

古民家の減少数は少ないと言われます。

それだけ活用されやすく、長持ちする家なのかもしれません。

実際、暮らすための家としてはそのままでは現代の生活様式に

はそぐわないところがたくさんありますが、民泊やお食事処、

カフェ、事務所といった形で活用する人も多いです。

古民家は人気があるというので工務店からハウスメーカー、

不動産業者までが古民家を手掛けています。

良い市場があるとみんながそこに集まります。

100万棟もあればそう簡単に市場はなくならないように思います

が、100万棟と言えば数年前、住宅業界が景気が良かった頃は

1年間で着工していた棟数に及びません。

それを考えるとそういつまでも続くものではないのかもしれません。

老朽化による解体も進むでしょうから。

空家もたくさんあるようですが、活用の場を与えられていない

古民家もたくさんあるようです。

所有者がいてもどうしたらいいかわからないから空家のままになって

いる家です。

 

古民家と言えば築200年位の家もあります。

例えばまだ築100年位の同じような造りの家ならばリフォームして

さらに100年位は暮せて当たり前なのかもしれません。

リフォームは今の生活様式に合わせてあげることも大事ですが、

寿命を縮めることのないようにしなければなりません。

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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