2024.02.4
家づくりのこと
小屋裏メンテナンス
戌亥です。
前回に引き続き、定期メンテナンスのお話しです。
弊社の新築住宅の場合、小屋裏に手動式の換気口があります。
これは夏に小屋裏にこもる熱気を排出するためにつけています。
夏にメンテナンスに行くと風が抜けていくのがわかるくらい空気が動いているので、効果はかなりあると思います。
しかし、冬場にこれが開いていると温まった空気が外に吐き出されてしまいます。
手動式はステンレスワイヤで引っ張っているので、長年使っているうちにしっかりと換気口が閉まらなくなることがあります。
左が開いている状態で、右が閉まっている状態です。
メンテナンスでは、
閉まっている状態で外の光が入っていないか
開けている状態ですべて開放されているか
※閉まっている状態の写真に線のようなものが映っていますが、これが開閉を操作するワイヤーです。
不具合がある場合は、ワイヤーを調整してしっかり開閉できるようにします。
他には
結露の有無
動物の痕跡の有無
シロアリの発生の有無
などを確認をします。
シロアリは床下から来るものなので基本的に小屋裏で見ることはありません。
しかし、アメリカカンザイシロアリというシロアリは小屋裏でも発生することがあるそうなので、念の為、全体をチェックしています。
※奈良ではまだ発見事例がないので、今のところは安心です。
次回は室内のメンテナンスについて紹介します。
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