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2024.01.22

家づくりのこと

新築定期点検 床下編

戌亥です。

 

先日、お家を建てさせていただいたお客様のところに一年点検に行ってきました。

 

定期点検では主に

床下

小屋裏(天井裏)

外部廻り

配管

内部建具

などなど

基本的にすべて確認をします。

 

今回は床下についてのお話しです。

床下では、土台や根太にシロアリの発生がないか確認をします。

木部にシロアリや蟻道がないか

断熱材に食害のあとがないか確認をします。

写真の茶色に着色された材料が土台と大引になります。

(シロアリに食べられないように柿渋を塗布しているため、茶色になっています)

その上にある節のある材料が根太です。根太はエコボロンという防蟻材を現場にて散布しています。

さらにその上にあるのが床材になります。

 

木部の確認が終わると設備関係の確認を行います。

青色の配管が給水管で、ピンク色が給湯管です。

現在の住宅では床下には架橋ポリエチレン管・ポリブテン管という配管が使われており、昔の配管のように曲がり部分毎に継ぎ手を作る必要がないため、漏水のリスクを減らすことができます。

灰色の配管が排水配管になります。

排水配管の曲がり部分だけ色が違います。

近くで見ると透明になっています。

この部分に照明を当て、詰まりなどがないか確認をします。

 

以上の確認が床下での定期点検の作業になります。

床下を匍匐前進ですべて見るのは大変なので、小型の台車の上に乗って移動をするのですが、太ると土台に引っかかるので注意が必要です。。。

見えるところの点検も重要ですが、床下は家を支えてくれる重要な部分で普段見ないところですので、しっかり確認をします。

 

次回は小屋裏(天井裏)について紹介します。