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2023.06.15

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宇陀古民家のリフォーム

設計の阿部です。

宇陀古民家リフォームは見学会を終え、もうすぐお引渡しをさせていただきます。

お客様こだわりの照明器具が付けられた瞬間、なんだか息を吹き返したかのように、お家がよみがえった気がいたします。新しく取り替えた木製の柱、床板、雨戸、格子などは、あえて古材にみせるような塗装をしないでそののままで仕上げています。新しいものが加わり生まれ変わったお家が、これからの年月を経てどのように変化していくのかとても楽しみです。

 

今回、江戸時代安政期(1855~1860年)に建てられた蔵を解体した際に出てきた木板を譲り受け、物置台として再生しました。材を譲っていたいだいたお客様に、このように再生させていただきました、と写真をお送りしましたところ、とても喜んでくださり、次のようなお返事をいただきました。

「新しい物を作りだすって、改革って、決して過去を否定しすることではなくて、過去に残されたものから学ばせてもらい、それを越える物を作り出すこと。破壊じゃなく、創造なんですよね。私もまだまだクリエーティブに生きて行きたいと思います」

古民家をリフォームさせていただくということは、まさにそういうことなんだ、と教えていただいた気がいたします。材を譲ってくださったお客様にも、今回古民家リフォームをさせていただいたお客様にも感謝しかありません。本当にありがとうございました。

 

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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