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2023.05.14

家づくりのこと

スタッフブログ

現場から

刻みで刻まれたもの

こんにちは!

中島です。

 

先日、香芝市の新築現場の刻みを手伝いに行ってきました。

 

墨付けには大工さんそれぞれの個性が出ます。

今回墨付けをしてくださった大工さんは僕が知っている寸法とは少し違った墨付けをされていて、なぜその墨になるのか意図を考えていくと全部に理由、意味があり工夫されていて非常に勉強になりました。

 

刻み方もそれぞれです。

何本も並べていっぺんに加工していく大工さんもいれば、一本ずつ確実に加工していく大工さんもいます。

今回は1本ずつ刻んでいく大工さんだったので、僕も丸々1本刻ませてもらいました。

 

今までではあまり触らせてもらえる機会のなかった「台持継手」を刻みました。

 

 

思えばこの継手は刻み方を教えてもらった時以来、刻む機会がありませんでした。約1年半ぐらい前ですかね。まだ右も左もわからない時でした。

その時の記憶から刻む手順を思い出していると、切れ味の悪い鑿と鉋、まだ慣れていない丸鋸をビビりながら使い、本当に合っているのか……?と半信半疑で加工していた当時の記憶が蘇りました。

 

普段あまり実感がないですが、無事刻み終えた時、ちょっとは成長したかもなぁと感じました。笑

 

道具の扱いだけでなく、道具の種類も増えました。

刻みではこの五徳鉋が活躍してくれました。

 

通常の平面に加え、平鉋では削れない際や脇が削れる便利な鉋です。

継手の加工ではこの五徳鉋が精度やスピードアップに一役買ってくれます。

刃砥ぎと調整をしておいてよかったです。

準備しておいた道具がうまく使えたときは氣持ちが良いですし、何より作業が捗ります。

 

他にも色々な道具がありますが、次の出番が来る時までに準備しておこうと思います。

 

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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