設計の阿部です。
プランをつくる際には、家の中にいながら景色や風景を取り込めるように、窓の配置に配慮します。

樹木の花や新緑、実をついばむ鳥、山や森を窓からのぞむことができれば、自然に目や心が癒され四季を感じ楽しむことができます。

今の時期は桜がとてもきれいで、家にいながら花見が楽しめるなんてとても素敵なことです。桜がきれいに見えるお家のリフォームをさせていただきましたが、桜をのぞむ窓を大きく広げました。桜の時期には友人が集まりパーティをされるそうです。

樹木も2階の窓から眺めるのはまた違った趣で良いものです。

私自身はコロナで閉じ込められている時期、リビングの窓から見えるナンキンハゼの実をついばむ小鳥たちに癒されました。メジロ、イソヒヨドリ、鳩などのたくさんの鳥が訪れました。2階の窓ですので、樹木の枝がすぐ横にあり、同じ目線に鳥たちがいるのも不思議でおもしろいものでした。

最近は断熱性能を高めるためにわざと面積を減らしたり、防犯の観点から小さくしたり、と何かと肩身の狭い窓ですが、窓から自然や風景を取り込むことで、お家時間を豊かにすることもできます。今の季節は、春の明るい陽射しが窓から差し込みます。季節を感じる窓を効果的に家に取り入れるプランを、お客様にご提案していこうと思います。

「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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