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2023.03.2

家づくりのこと

現場から

建方は隣り合わせ

こんにちは!

中島です。

 

先日、三郷町での新築工事の上棟に応援にいきました。

 

今回の建方は親方、僕を含めた応援の大工さん4人、クレーン屋さん、監督さんの7人で進めました。

3日目の屋根仕舞いには國分さんにも来てもらい、計8人での作業となりました。今回の屋根仕舞いは少々バタついたので来てもらって助かりましたが、個人的に1番怖いと思う屋根仕舞いのタイミングで、その日だけ國分さんに来てもらうのは気の毒にも思いました。笑

國分さんありがとうございました!

 

僕は2日目の2階梁組みの日。この日が今までの建方で1番怖く感じました。若干雪がチラつくほどの寒さに加え、風が強い日でした。2階の梁上では風で身体が押されるほどで、フラついた時は血が湧くような感覚ですごく寒いはずなのに身体の芯から温まりました。笑

 

応援で来てくださった大工さんにとても身軽な方がいらっしゃって、誰も叩きに行こうとしない梁をひょいひょいっと渡って叩きに行く姿はとてもかっこよかったです。

 

 

梁上で足下の写真を撮っておいたのですが、1.5足分というところでしょうか?

梁は4寸、1寸が約30mmなので120mm。

cmにすると12cm。

床下地の根太は6cm、屋根の垂木は4.5cm。

慣れてしまえば何とも思わなくなっていますが、cmに換算して考えると結構恐ろしい事をしていますね。笑

 

とはいえ、僕は建方が好きです。

緊張感のある独特の空気感、常に危険と隣り合わせの真剣な時間の中で、それぞれが各々の役割をこなし、1つの家が組み上がっていく。

大工の醍醐味だと感じます。

 

お施主さんにとってはめでたい日です。

 

お施主さん、ほんとうにおめでとうございます!

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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