2026.09.7
古民家のこと
現場から
桜井市で古民家リフォームが始まります。
設計の小林です。
少し涼しくなってきましたね。
秋の心地よい風が本当にいいものですね。
桜井市で、古民家リフォームの工事が始まります。
本日は解体工事に先立ち、撤去するもの、残すものを確認し、それぞれ色違いのテープを貼ってきました。
建具や照明器具など、残す予定のものを間違えて撤去してしまわないよう、現場でも一つひとつ確認しながら準備を進めています。
今回リフォームさせていただくお宅は、中古物件をご購入されるタイミングからご相談をいただいていたお住まいです。
ご購入後、2年近く実際に暮らされてから、今回リフォームをされることになりました。
近年、状態の良い古民家に出会うことはなかなかありませんが、こちらのお宅は構造もしっかりしており、以前の持ち主の方がこまめに手入れをされていたことがうかがえます。
特に構造躯体はとても良い状態で、これから手を加えていくのが楽しみなお住まいです。
物件の内覧に伺った頃のことを思い出すと、いよいよ工事が始まることに感慨深いものがあります。
今回のリフォームは、お施主様のこだわりが随所に詰まっています。
水回りはすべて造作で計画しており、中でも特に印象的なのが浴室です。
浴室には、ご家族さまがタイルに絵を描き、その絵を焼き付けて施工する予定です。
これまでにも、タイルを組み合わせて柄をつくるような施工はありましたが、今回のような「風呂絵」をどのように実現するか、私自身もいろいろと調べる中で、多くの学びがありました。
調べてみると、銭湯などで見られる風呂絵には、ペンキ絵とタイル絵があり、ペンキ絵は関東を中心に、タイル絵は関西を中心に発展してきたことを知りました。
その背景にある歴史や、それぞれの技法について知ることができ、とても興味深かったです。
また、タイルに絵を描くための絵の具にもさまざまな種類があり、調べているうちに、私もいつか実際にチャレンジしてみたいと思うようになりました。
クラフト用のものでは、自宅のオーブンで焼き付けができる絵の具もあるそうです。
今回の工事では、住まいをつくるだけでなく、私自身も新たな知識や経験を得る機会をいただいています。
工事をご依頼いただき、そして新たな知見を広げるきっかけをくださったお施主様に、大変感謝しております。
これから少しずつ、このお住まいがどのように変わっていくのか。
完成までの過程も、ぜひ楽しみにしていただければと思います。
※写真は施工事例です。
「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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