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2022.02.15

家づくりのこと

スタッフブログ

輪和のSDGs

家づくりにおけるSDGsの実践について

輪和建設の阿部です。

SDGsの観点から、家づくりについて少しお話させていただきたいと思います。
輪和建設では、①自然とともに②暮らし③いつまでも愛される家 をコンセプトに家づくりをすすめております。

家づくりにおいてSDGsをどのようにとらえて実践しているか、このコンセプトを軸にまとめてみました。

 

 

①自然とともに という考えはSDGsの観点でいう地球環境への配慮につながります。

具体的に輪和建設が家づくりにおいて実践していることは、

・国産材を使用して、林産地の森林や水源地の環境保全と林業振興に貢献する。

・天然乾燥材を採用して、木材の乾燥にかかる化石燃料の削減する。

・構造躯体と切り離して住宅設備の更新や劣化部分の取替が可能になるように工夫して、耐用年数の長い家を建てることで、建て替えによるエネルギー消費を削減する。

・自然の光やぬくもり、風を取り入れて照明や冷暖房機などに頼らない間取りにすることで化石燃料の削減やCO2排出量を減らす。

・自然素材を積極的に採用して、環境負荷軽減を実践する。

・地盤補強については、将来的に地中に人工物やゴミが残らないような砕石パイル工法を採用する。

・リサイクル製品の積極的な採用や古建具や古材を再利用することで、今ある資源を有効に活用する。

といった事柄になります。また、木造建築物は、建設・製造時のCO2排出量が少なく、炭素を固定できることから、コンクリートや鉄と比較して環境面への負荷が少ないとされます。

 

②暮らし という考えはSDGsでは暮らす人の安全や健康への配慮につながります。

具体的には、

・住まう人の健康と安全・安心に配慮して化学物質を放出しない自然素材を積極的に採用する。

・地震や台風に対応した強い構造とする。

・通風や採光など機械を使わずに自然の力を取り入れたプランで健康的に過ごせる住まいを実現する。

・床の段差をなくしたバリアフリー化やヒートショックを防ぐ断熱施工をおこなう。

といった取り組みになります。

 

 

③いつまでも愛され続ける家 という考えは、SDGsにおいて家が建つ周辺環境や次世代への配慮につながります。

輪和建設で具体的に取り組んでいる活動や考え方として、

・家を長持ちさせるために定期点検を行うほか、自然素材の建材のお手入れ方法をお客様にレクチャーする。

・ライフスタイルや世代に合わせて間取り変更が可能になるプランを提案する。

・近隣街並みに配慮した建築物の外観色彩や形状にするよう心掛ける。

・土地の地形の保全を優先して建築計画する。

・建材となる木材資源や森林管理の大切さをお客様や子どもたちに伝える。

・温もりある無垢材、身体に優しい自然素材で作られた家での暮らしを通して、家に愛着を持ってもらい、次世代に受け継がれていくことで家のライフサイクルを延ばす。

といったことがあてはまります。建て主だけではなく、周辺環境や次世代といった広く長い視点は、SDGsの考えの浸透とともによりクローズアップされてくるでしょう。

 

 

①は地球、②は住まわれるお客様、③は近隣の方々や将来的に住まわれるお客様を思い描いていますが、いずれにも共通する考えとして、「長持ちする家」であることがSDGsの実践では大切なことです。長持ちさせるためには、耐久性が高い建材を採用することや構造的な強さも必要なのですが、その家が愛されることも必須です。住む人に愛されて、メンテナンスをされて、そして住み継がれていく「いつまでも愛される家」づくりがSDGsの実践につながると思います。

 

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった木の家づくりをしています。
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