古民家再生 系譜をつなぐ家 橿原市
築100年以上の離れを孫夫婦の新居としてリフォーム
Y様ご夫婦は長らく空き家になっていたこちらの住まいを奥様のお祖父様より引き継ぎ、その離れを新居にと計画されていました。
他社が建て替えを勧める中、「リフォームでも安全・快適な住まいにできる」との弊社からの提案が決め手になり、リフォームしました。
石場建てのため、「限界耐力計算」を用い、耐震補強を実施。
断熱性も高め、住まいとしての性能も改善しました。
LDKは、中庭に向かう大きな窓と全面吹き抜けのリビングにより、面積以上の開放感が得られます。
高い位置に設けた窓からも自然の風と光を取り込み、明るく風通しの良い空間になりました。
高窓からは空が見え、雲の移ろいや陽の変化をゆったり楽しめます。
料理好きのご夫婦。
一緒にキッチンに立ってもゆとりのある広さを設けました。
ダイニングテーブルを兼ねた作業台を中心に、吊戸棚や人造大理石の天板の下の収納まで造作したオリジナルキッチンは「使いやすくてお気に入り!」とのこと。
また、料理や食事をしながらお庭を眺めたいという願いから、リビングから大きな掃き出し窓が続く設計にしました。
将来お庭で遊ぶお子様の様子を見たり、バーベキューの際の行き来がしやすくなっています。
もとの小屋梁や母屋を活かしたアクセントのある天井に、あえて階段室に壁を設けないことで広く感じられる主寝室。
古民家ならではの天井高の低さを解消するため、水回りから天井の高さを少しずつ上げるなど段差を活用して、視線が広がる様工夫しました。
将来は子供部屋として使うことも見越した書斎&ウォークインクローゼット。
建具職人による格子のドアや、大工によるちょっとした隙間を活用したスリッパラックなど、職人技が詰まっています。
母屋との行き来のしやすい位置に玄関と水回りを計画しました。
お気に入りの手洗い鉢で造作した手洗いコーナー。
架け替えた階段の手すりは梁を利用し、縦桟の形状も握りやすさにこだわりました。
築250年を超す母屋との調和を図り、焼杉の板張りの外壁。
現地|奈良県橿原市
分類|古民家再生、離れ、リフォーム
「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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