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2026.05.23

木の家づくりのこと

自然素材のこと

発酵と腐敗

中西春代です。

昨日の國分君のブログを読んで祖父母の家を思い出しました。

その家には大きな納屋があり、そこには大きな樽がいくつも置かれていて、お漬物の発酵臭が漂っていてあまり近づきませんでした。

最近、姉妹とその納屋の話になり、お漬物以外にはお味噌や梅干しがあったこと、よい酵母菌がいたこと、今になってその場所が私たちの身体を作ってくれていたことに気づきました。

あの場所に戻りたいと思っても、もう新しい家に建て替えられ、今は離れの敷地になっています。

家を建て替えるということは酵母菌も失くすということなのですね。

せめてお漬物やお味噌の樽だけでも大切に引き継げばよかったのでしょうか。

我家には、納屋も蔵もパントリーもないのでクローゼットで、お味噌、醤油、ビワエキス、柿酢、梅干しが発酵中です。

無垢の木と漆喰でできたクローゼットで、それらの発酵具合を見ながら時々手入れをするのですが、時間が止まったような静けさで酵母菌が癒してくれているように感じます。

 

さて、写真は建て替えさせていただいたお客様の納戸です。

この納戸にある木桶やざるは以前の家から引き継がれた物です。

きっとこれらに住み着いていた酵母菌は新しいお家で静かに育っていることでしょう。

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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