2025.06.6
木の家づくりのこと
構造材、造作材としての吉野の木(社長)

吉野の木の伐採ツアーに行ったときの写真です。
今の家づくりを始めたころは時々お客様を案内
して伐採ツアーに参加してました。
当社の家づくりを知ってもらうためです。
当初から地元の木を使った家づくりは考えてました。
奈良県には全国でも有数の吉野の木がありましたから。
今の家づくりをする前から吉野の木は使ってました。
昔はもっと高価だったと記憶しています。
吉野、特に川上村の木は
節が少ない、真円の丸太、年輪が細かく均一、元口の
末口の太さがあまり変わらない、とにかく真っすぐ、
色艶香りがいいといった特徴があります。

吉野の木の育て方としてほかの地域と違うのは
木の苗を1m間隔とかなり密植するところです。
成長すると枝葉が触れ合うようになり、下の方
の枝葉には陽が当たらなくなります。
そのまま数年育つと上部にだけ枝葉の付いた林
になり無節の木ができます。
しかしそのままでは細い木になってしまうので
植林後、30~40年までは劣勢木を除伐していきます。
そして優良な木が等間隔になるように間伐をします。
40年から100年はその間伐材を利用します。
今市場に出回っているの吉野の木はほぼ間伐材です。
この間伐を繰り返して残った木が大径木になります。
沖縄の首里城が火災にあい、国内では再建するため
の木がないと言われてましたが、
吉野林業の方は「ここならあります」と言ってました。
良質な木材が採取できる一方、1等材、節ありの木は
生節ではなく死に節になっていることが多いです。
以前までは杉も桧も1等、節ありの床材が造られてい
ましたが、15ミリの薄い床板は今は造ってくれません。
死に節を埋木するというのが手間なのでしょう。
杉の羽目板もあまり扱われなくなっています。
林業ももう少し景気がよくなればいろんな部材を加工
できるようになるのかもしれません。
当社は構造材のほかに床材、造作材(階段材や出入り枠)、
木製建具などいろんなところに使わせてもらっています。
本当にいい材料なんですが新建材に比べれば高価です。
造作材の吉野の木、自然の木を加工して使う工務店も
数えるほどかもしれません。

昨日は友人とツーリングでした。
未だに知らない行ったことのないところが
たくさんあります。
「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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