2025.06.7
現場から
ベランダ防水工事
戌亥です。
先日から工事に入らせていただいていました防水工事が終わりました。
1階の部屋のサッシ廻りから雨漏りが発生したということで、現場確認に伺わせていただきました。
原因は部屋の直上にあるベランダからの漏水だと思われます。

コンクリート製のベランダの上に塗膜防水が施工されているのですが、亀裂が入り塗膜が破れています。
塗膜防水はある程度の柔軟性があるのですが、経年劣化による硬化がはじまると下地の動きや亀裂に追従できずに防水が切れてしまいます。
今回はすでに大きめの亀裂があり、日当たりがいいという条件でした。
防水屋さんと相談した結果、下地の影響を受けにくく、紫外線に対しても強い、塩ビシート防水をご提案しました。
塩ビシート防水には施工方法がおおまかに二種類あり、
接着工法
これは名前の通り、既存に下地に塩ビシートを接着剤でくっつける方法です。
塩ビシート自体、柔軟性がある素材のため、亀裂などにもある程度追従してくれます。
建物の背が高く、強い風に晒される場所への施工に適しています。
機械的固定工法
名前からは施工方法がいまいちピンときませんが、下地に対して塩ビシートを接着せずに下地にディスクという部材を取付、ディスクに対して接着する施工方法です。
下地の影響を受けにくく、改修工事の場合に向いています。
また下地と接着していないため、シートの部分的なふくれが発生しにくい工法です。
今回採用した施工方法は下地の状況などを考え、機械的固定工法としました。

べランドの四隅と立ち上がり部分に塩ビシートの接着下地となるアングルを留めているところです。
水切りの機能もあるため、ベランダ笠木から外壁に雨水が垂れるのを防止してくれます。

ベランダの排水部材です。
古い排水を撤去し、縦樋までジャバラのホースを伸ばして排水廻りの漏水を防止します。

塩ビシートの施工が終わった状態です。
塩ビシート同士は専用の工具で溶着されています。
シートの耐用年数はおおよそ10~20年程度です。
建物の重要な躯体を守る部分ですので、少しでも長くもってほしいです。
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