輪和建設の阿部です。
先日、築50年リフォームのお家のお引渡しをさせていただきました。
これからも安心安全そして快適に暮らしていただけるよう、耐震や断熱にも配慮したお家です。
引っ越しされて間もないお客様から「住み心地は最高です！」とお便りをいただきました。嬉しい限りです。まだ小さなお子様が食事終わりに汚れた手でベタベタと壁や建具を触るのが気になるとのこと。引き渡し間もなくは、とてもきれいな状態ですから、そういった汚れがとても気になる時期です。
私も引っ越してしばらくは汚れや傷にとても神経質になった時期がありました。子どもがおもちゃを床に落としてへこませるたびに、残念な気持ちになりました。杉の床板はやわらかいので、温かみがあり足に優しい反面、傷はつきやすいものです。しかし、時間が経つとともにあめ色になっていくその床は傷たちとともに味わい深い様相になってきました。自然素材とはそういうものなのですね。出来上がりがピークを迎える新建材の家とは違い、時間が経つとともに醸成されて違うステージに入っている気がします。

ご家族の歴史や時間が刻み込まれる家で、長く健やかに暮らしていただければと願います。