HOME  >  ブログ  >  たくさんの人が訪れる場所に | 奈良の木の家工務店、輪和建設 より身近に感じてもらえる建物 段差を解消

2023.08.21

スタッフブログ

たくさんの人が訪れる場所に

設計の阿部です。田原本町の鏡作神社さんの鏡会館改修工事を終えました。

入口の4枚引き違い戸に入っていた特徴的な型ガラスは、神社を訪れる方々に建物に入ってもらいやすくするために、中の様子が見える透明ガラスに入れ替えました。入り口のスロープは、段差を解消してお年寄りやベビーカーが登りやすい傾斜にしています。

 

入口戸にはめられていた特徴的なガラスは、サッシの内窓に再利用しました。この場所で歴史を刻んできたガラスを生かすとともに、内窓の枠が木製のため、よい感じでサッシのアルミフレームを隠してくれています。

入り口の真っ正面にあった奉納品の鏡は、来訪者が驚かないようにと、サイドに配置換えし、七福神の重い絵は、落ちることがないようにしっかりと固定しました。訪れる人々が靴の脱ぎ履きがスムーズになるよう、広い踏段スペースと手すりを設けています。靴箱カウンターのちょっとした出っ張りは、お年寄りの方々が手をかけて段を上れるようにと考えたものです。

壁はしっくい塗りにしましたので、部屋全体が明るい印象になりました。

よく来てくださる氏子さんたちはもちろん、初めて訪れる参拝客の方々にとっても、より身近に感じてもらえる建物になってもらえればと思います。

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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