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2023.08.1

スタッフブログ

大屋根のやりかえと夏の暑さ対策

輪和建設、大工の國分です。

 

ついに、大屋根のやりかえ工事が完了しました。

 

約二週間屋根の上に登り続け、太陽に灼かれながらの作業、よくぞここまでやり切ったと感じます。

 

屋根の上は太陽から隠れる場所もなければ、屋根面からの照り返しで暑さは倍増です。

日射熱がどれほどに凄まじいのかがよく分かります。

 

そのように屋根の上での作業をしていると、休憩の時に日陰の涼しさにびっくりします。

今はリフォーム中で窓もなければ壁も無く、あるのは柱と屋根だけ。超巨大な東屋みたいになっています。それでもとても涼しいです。屋根は雨を凌ぐためだけではないのですね。屋根のありがたさを実感しました。

 

庇の出や軒の出の長さは夏の日差しが室内に入らないように伸ばすのが基本ですが、そうすることの効果はきっと絶大なのでしょう。

 

また、同じ日陰でもシャッターの裏側は暑いです。

シャッターが太陽光を遮り日陰を作ってくれているため、直接太陽の光を浴びるわけではないのですが、日射熱により熱を持ったシャッターが今度はその暑さを放射してくるのでそれがいや〜な暑さです。

薄く断熱が効かず熱を持ちやすい材というのは、暑さ対策としてここまで不向きなのだなと実感ました。

 

しっかりとした断熱性能を有する屋根で、軒を出し日陰を生み出すことが、夏の暑さ対策として有効とさせる理由を、身をもって体感できました。

 

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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