HOME  >  ブログ  >  鉋の裏はひととき | 調子が良いのは1mmのひととき | 奈良の木の家工務店、輪和建設

2023.07.18

スタッフブログ

鉋の裏はひととき

こんにちは!

中島です。

 

香芝市の新築工事は着々と工事が進んでいます。

 

下地がある程度キリがついたので、これからは化粧材の取付が増えていきます。

 

窓枠や建具枠などは杉を鉋で仕上げて取り付ける事が多いです。

 

一部鉋仕上げを任せてもらったので、仕上げています。

ひと現場ひと現場、少しずつ切れるようになってきましたが、杉は個体差が激しく、癖のあるやつには毎度苦労します。

白太の粉吹は研ぎたてひと引きで刃が消耗してしまったりして本当にまいります。笑

もっと鋭く、刃持ちのいい刃をつけれるように頑張ります。

 

砥いで削っての繰り返しで刃も消耗してきました。

 

糸裏と呼ばれる刃の裏の状態はそう長くは続きません。

平面の部分が細いと精度の良い平面の管理がしやすいので、刃先は細く保つのが良いとされています。

もう少ししたら裏出しと呼ばれる金槌で刃先を叩き出す作業をしなければいけません。割ってしまう事もあるので、苦手な作業のひとつです。

 

裏は大きく出しておくと裏出しをする回数も減り、長いこと使えますが、裏は裏が切れる手前の細い方が調子が良いようで、難しいところです。

 

次の裏出しまでもう少し持ちそうなので、今の調子を楽しみたいと思います。

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
奈良・大阪・京都他で注文住宅の新築、リフォーム、古民家再生、古民家リフォームの施工事例はこちら↓

施工事例を見る