HOME  >  ブログ  >  鑿について |大工道具| 墨付け| 手刻み| 伝統工法| 奈良の木の家工務店、輪和建設

2023.04.6

スタッフブログ

現場から

鑿について

 輪和建設の森下です。
道具のお話、今回はについて書いていこうと思います。

鑿とは手道具の一つで、主に穴を掘ったりするのに使います。この鑿も鉋と同様、様々な種類があります。まず、一番よく使うのが追入れ鑿、刻みなど材料が大きいものに対して使う、叩き鑿と中叩き鑿がよく使うものになります。これらは鑿の柄を玄翁などで叩いて使います。それに対して、叩いて使わないものが、突き鑿と呼ばれるものになります。
上にあげたものは、大きさは違えど、だいたい同じ形をしています。

他に、丸太仕事などでよく使う、内丸鑿、外丸鑿など、形が違うものがあります。
これらは仕事で実際に使うものがほとんどです。しかし、鑿には、鉋台を仕込むための鑿というものが何種類かあります。口切り鑿、コテ鑿などは鉋台の仕込みを楽にしてくれます。

プレカットのお家などでは使われる機会の減った道具ですが、手刻みをするので僕たちは結構使います。先人達の知恵が詰まった道具です。しっかり使いこなし、自分の手先にできるよう頑張っていきたいです。

次は一番よく使う大入れ鑿について詳しく書いていきたいと思います。


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
奈良・大阪・京都他で注文住宅の新築、リフォーム、古民家再生、古民家リフォームの施工事例はこちら↓

施工事例を見る