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2020.01.19

社長ブログ

新築工事中

ただいま新築工事中の家です。

大和天井(ササラ天井)といわれる仕上です。

現代の家ではあまり見ませんが、古民家などで

はよく見受けられます。

2階の床の裏がそのまま見えていますがこれが

仕上です。

吹抜けにはスノコの床が造られています。

耐力壁の格子です。

構造上の壁ですが、インテリアにもなります。

壁にしてしまうと暗い、圧迫感がある、風を通し

たいといったところで使っています。

 

現代の住宅ですから、写真のような太いたすき掛けの

筋違もあります。

各地で起きる地震の影響もあって新築では耐震等級3

が一般的になってきました。

それで屋根も軽い材料を使う傾向があります。

こちらの家は屋根が和瓦なので耐力壁は軽い屋根(

ガルバなど)と比べるとたくさん必要になります。

 

外壁の仕上げ工事中です。

最近サイディングをあまり使わなくなりました。

左官で仕上げる仕様に変えてきています。

防水紙とラス網の上に下塗りをしているところですが、

次の上塗りが仕上になります。

昔の家でよく使ったバラ板という木が不要になっています。

サイデイングを使うと仕上は吹き付けに限られてきます。

いろんな塗装仕上げがありますが、左官仕上とはやはり

質感が違います。

また、経年でサイディングの継ぎ目にクラックが出たり

することもあります。

 

 

 

大工さんが化粧材を水で湿らせてから鉋をかけています。

水で湿らせて柔らかい目を浮き上がらせてから鉋をかけ

ています。

そうしておくと将来的に表面がざらつきにくいといった

ことが書かれていました。

 

ノミで柱にほぞ穴を造っています。

最近は大工さんもノミや鉋を使うことは少なくなったよう

ですが、当社では無垢材を扱うのでこれが使えないと家が

仕上がりません。