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2021.03.10

社長ブログ

建築士の定期講習

 

昨日は、建築士の定期講習を受講してきました。

午前9時40分から5時限のビデオ講習のあと、

修了考査を受けて終了です。

ビデオ講習ですから講師の方は待ってくれません。

しかも結構な早口で次から次へと進んでいきます。

修了考査が済んだ頃にはグッタリでした。

 

建築士事務所を開設しているとこの定期講習は

3年に一度受講することが義務付けられています。

10年ほど前からこの講習を受けているのですが、

そのころからずっと、耐震偽装の話が出てきます。

それから規定に違反したときの建築士に対する

罰則、罰金、処分などの講義です。

それほどこの業界に与えた影響は大きかったの

でしょう。

 

もうすぐ完成の家です。

和瓦に化粧垂木という最近少なくなったデザイン

の家ですが、昔はこのような家が多かったです。

屋根の妻側についている幅の広い板が「破風板」

と言われるものです。

軒先は垂木が伸びていますが、ここに板を付ける

こともあります。

その板は「鼻隠し」と言われます。

飾りのように見えますが、どちらも雨水の侵入を

防いだり、防火の役目があります。

破風板は屋根の形状に合わせて上にむくらせたり、

反対に下側にそらせたりすることもあります。

寺社・仏閣で見られる形です。

今ではサイディングなどと同じ窯業系の材料が

よく使われるようになって木はあまり使われなく

なってきていますが、瓦屋根にはやっぱり木が合

います。

今月の3月27日・28日にこちらで完成の見学会を

させてもらいます。