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2024.04.4

社長ブログ

天然、自然はいいけど化学、合成は良くない

桜の時期になりました。

めっきり温かくなりましたが天候は今一つで雨が多いです。

外回りの仕事は思うように進みません。

 

今サプリメントの摂取による健康障害が問題になっています。

たまたま読んだ冊子に自然食品が安全とは限らないという記

事が掲載されてました。

消費生活コンサルタントの方が書いたものです。

2月号に掲載されてましたから今回の問題が発生する前の記事

です。

 

「化学」「合成」というと悪いイメージがあり、「天然」「自然」

というと良いイメージがあります。

当社も自然素材を多用した家づくりをしています。

食品が安全かどうかは有害な物質がどれくらい含まれるかで決

まります。

農薬や添加物などの化学合成品は有害性がありますが人の健康

に影響が出ないように摂取量の上限が決められていて厳しく管

理されています。

合成でも天然でもゼロリスクということはなく、ジャガイモで

も管理が悪いとソラニンという物質が原因で食中毒を起こすこ

とがあります。

天然だから安全とは限らないということです。

特に天然のものはいろんな成分で構成されていてそのリスクは

きちんと評価されていません。

一般的に食経験のあるものを普通に食べていれば問題ないです

が、天然物を濃縮した健康食品は注意が必要です。

健康食品、サプリメントは天然、自然をアピールしていますが

安全を意味するものではないということです。

成分が厳しく管理されている化学薬品の方が安全なのかもしれ

ません。

 

ドラッグストアーやスーパーに行くと大量の健康食品、サプリ

メントが並んでいます。

私もサプリメントを飲んだことがあります。

薬ほどの効果はないにしても体に負担は少ない、自然の物だか

ら何の問題もないだろうくらいに考えていました。

実際効果は実感できなかったので今は飲んでません。

 

当社が自然素材を使った家づくりを始めたのは家内のシックハウス

が原因でした。

ちょうどシックハウス問題が大きく取り上げられた時期です。

それまではハウスメーカーの仕事をしていましたが、メーカーさん

ですからすべて新建材です。

まだ接着剤も厳しく規制されていなかったのかこれに反応する人が

多かったようです。

方向転換するにはいい時期だったと思います。

実際、今の家づくりを始めたころはシックハウスに悩む方たくさん

来られました。

とはいえ自然素材を多用した家に住めば治るというものではありま

せん。

それでも負担は軽くなると思いました。

そう言えばシックハウスもあまり聞かなくなりました。

建材類も改善されたのでしょうか。

身体に摂取する食品と住まいとでは違いますが、行き過ぎると良く

ないのかもしれません。

今日はリフォームさせてもらった家に組子細工を

取付に行ってきました。

施主さんが購入したものです。

よくこんな細かい細工ができるものです。

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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