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2018.11.24

社長ブログ

地震は昔からあった

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興味深いブログがあったので紹介します。

多少文面は変えています。

最近とみに「耐震」が叫ばれています。

最近になって急に地震が頻発するようになった、大きな地震が

起きるようになった かのように。

そして、日本の木造住宅は地震に弱いので耐震補強が必要だと。

しかし、地震に弱いのは残念ながら戦後の「建築基準法による建物」

であり古来の建物(古民家)は戦後の家に比べれば地震に強いという

ことです。

なぜなら、古来の経験や体験が反映されているから。

理科年表によると2005年3月までにM6以上の被害地震は414件

載っています。

また地震分布図では1975年から1994年の20年間、日本は地震

発生の真ん中に位置しています。

ですから、ここ数年で地震が急増したというわけではありません。

古来、日本で暮らす限り地震は日常茶飯事だったということです。

さらに日本は地震だけではなく、毎年のように台風にさらされ、多雨・

高温・多湿です。

世界でもまれな(過酷な)環境の国です。

それゆえ、日本で暮らす人にとって建物(家)とは

・多雨・多湿の環境でも暮らしやすい空間を確保すること

・その上で、地震や台風で簡単に壊れないようにすること

・いつも点検ができて、壊れても補修や修理ができること

でした。

ところが、「耐震」ばかりが重視されると暮らしやすい空間、いつでも

修理できることといった部分がないがしろになります。

人が建物を造る時、はじめから「本格的な作りの建物」ができるわけでは

なく「とりあえずの造りの建物」で済ましてしまうこともある というこ

とです。

戦後の建築基準法による在来工法の家もそうだったのかもしれません。

そして、地震が起きるたびに基準法は改正されてきました。

基準法はまだ発展途上なのかもしれません。