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2019.11.16

社長ブログ

サッシの取り換え

商品名で「マドリモ」といわれるリフォーム用の

断熱サッシです。

既存の窓の枠や雨戸を残したまま新しいサッシに

取替できる商品です。

DSC_9742.JPG

こちらの掃き出しサッシと欄間のサッシもそうです。

DSC_9757.JPG

室内側から見ると普通のアルミ樹脂複合のサッシです。

しかし、よく見ると

DSC_9758.JPG

敷居の部分に小さな段差があります。

また、欄間は

DSC_9759.JPG

写真のようにガラス面が小さくなっています。

既存のサッシの枠を残した状態でその上にカバー

をして新しいサッシを取り付けているのでカバー

を付けた分だけガラス面が小さくなります。

デメリットと言えばデメリットです。

このリフォーム用のカバー工法によるサッシはサッシ

を取り替える際に既存のサッシを取り外さなくてもいい

という点です。

この既存のサッシを取り外す作業は結構大変です。

取り付けたサッシの上からモルタルなどで壁の下地を

作りその上から吹き付けをしてある家が多いですが、

このモルタル面をカットして取り外すことになります。

この時防水シートも傷めることになります。

取付後の復旧にはこの防水を確実にしておく必要があり

ます。

左官工事や塗装工事が必要になります。

サイディングなどが貼ってあると同じサイディングが

なかったりもします。

このような施工手間を省くことができる商品ですが、

まだまだ高価で取替工事費以上の費用が掛かることが

あります。

どうしても外壁を痛めたくない、傷めると元に戻すことが

難しいといった場合に採用を検討すればいいと思います。

私の家では試しに部分的にこれを採用してみました。

他の窓では普通にサッシごと取替をしたところもあれば

内窓と言って既存のサッシの内側に樹脂のサッシを取り

付けたところもあります。