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2023.11.20

現場から

建物の足元

戌亥です。

 

五條の古民家の改装現場では、解体工事が完了し土台や大引の施工の準備に入りました。

今回の古民家は築100年ほどだそうです。

 

和室を一室既存のまま残しますが、他はすべて床を解体したため、土台と大引をすべて新しいものに入れ替えます。

古民家の差鴨居や丸太梁など室内から見えている木材はほとんど傷まないのですが、床下だけは長年の湿気など影響から傷んでいることが多いように思います。

写真は既存で残す和室の敷居の下の土台を大工さんに交換してもらっているところです。

根太が丸太のため、土台の高さを調整しながら施工をしてもらっています。

既存で残す部分も部材を交換できる範囲で交換をしています。

 

また写真にある四角のコンクリートブロックは束を設置するところになります。

昔は天然石が据えられていたのですが、表面が平滑でなかったりと施工に手間がかかるため、コンクリート束石が使われるようになりました。

このコンクリート束石も今回の工事ですべて新しく据えます。

全数で90個近い数になります。

 

古民家の改装のお問い合わせをいただいたときに床に関するお悩みを持たれている方が一番多いように思います。

どうしても地面からの湿気などの影響や改装の際に床下の通気性が悪くなったりとさまざまな要因で傷んだのだと思います。

しかし、築100年近くもっていてくれたことを思うと本当によくできていると関心します。

 

次の100年に繋いでいけるようしっかりと施工を進めていきます。

 

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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