2023.02.16
現場から
建物の修理は施工が可能なときに。
やっとひな人形を家に飾った中西良行です。
古民家といわれる建物は敷地いっぱいに建っていて、
隣地と隙間がほぼないことがあります。
先日、お施主様から、隣の家が解体されて、
初めて、自分の家を隣地側から見ることができたと、
そして、瓦が傷んでいることが分かったので、
早く修理をしてほしいと依頼がありました。
更地になった隣地に新しい家が建ってしまったら、
修繕工事ができなくなるかもしれないという不安も抱えておられました。
現在は、法律で隣地境界や道路境界ギリギリに建てることが
できないことが多いですが、外構の植栽計画などによっては
建物を維持管理していくための隙間がなくなっているケースがあります。
道路や隣地に作業用の足場などが設置しないと、補修ができないといろいろ難しくなります。
今回は、隣地の所有者様に了解を得られたので、隣地側からの工事が可能になりましたが、
改めて、屋内外ともに、維持管理のための、ほんの少しの余白が大切だと感じました。
「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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