2022.07.31
現場から
屋根の形とメンテナンス
先日黒滝の川へ泳ぎに行ってきた中西良行です。
田原本で樋の修繕工事の現地調査に行ってきました。
古い瓦屋根の樋は隣の屋根との谷になっているところに
上からでは見えない状態で施工されています。
一部穴が開いて補修したいのですが、下からでも、上からでも
スペースがなく取り換えはもちろん、簡単な修繕もできません。
ただ、よく見ると修繕が簡単にできないからこそ、耐久性の
高いものが使われているようでした。
施工方法に合わせて材料が変えてあるからこそ、年数のわりに劣化が少ない状態でした。
今回は瓦を一部めくっての修繕をご提案しています。
住まいの計画を練る時、見た目の美しさ、価格、耐久性、暮らしやすさなどとともに
施工のしやすさ(メンテナンスも含めて)も重要なポイントとして考えます。
高価で耐久性があるが、特殊なものであれば、数年後一部だけの修繕が難しくなりがちです。
逆に、安価で耐久性がなくても、取り換えが簡単であれば定期的に交換すればいいとなります。
それぞれの住まいに関する考え方で選んでいただけたらと思います。
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