2022.07.20
現場から
大工道具 面取り鉋
輪和建設の森下です。
先日、金物屋さんで面取り鉋という道具を買いました。鉋は主に材料の仕上げに使われるものが一般的ですが、この面取り鉋は材料の角を45度にとるための道具になります。
材料の角にこの鉋を合わせてあとはい普通の鉋のように引いて使います。また、ネジがついているのですが、これで面の大きさを変えることができます。なので、小鉋などで面を取るのとは違い、面の幅を一定にすることができます。
仕込み自体は普通の鉋と同じように仕込んでいきます。鉋刃、裏金、台を仕込んでいきます。他と違うのは材料にあたる部分を90度にしっかりとしこまないといけないようになっています。
大工の手道具はほとんどのものはすぐ使えるようにはなっていません。だいたい、7割くらいにしこんであって、残りの3割を自分たちで仕込むようになっています。これは、自分好みの道具にするためと教えてもらったことがあります。
まだ何も仕込んでないのでしっかり使えるように丁寧に仕込んでいきたいと思います。
「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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