2026.09.24
古民家のこと
古民家改修の現場より
設計の阿部です。
先日宇陀市の古民家の改装工事が終わりました。
古民家は靴を脱ぐ土間が家の真ん中に通っていたり、低い梁があって床を下げなくてはならなかったり、現代の生活に合わせて改装する際にいろいろな制限が出てきます。今回の古民家リフォームでも、梁の高さなどの制約から、室内にどうしても段差が出てきてしまうところがありました。寝室からトイレへの動線にあたる廊下でしたので、夜中に躓いたりしないように、段差の部分に色の違う木材を入れて、視認性を高める工夫をしています。また、将来的には足元灯がつけられるようにコンセントも配しています。住まう方が安全に暮らせるようにと考えた、このようなちょっとした工夫に気づいていただけると嬉しいです。

古民家のもともとある黒い古い材と、新しく床を貼ったり補強をしたりした際に使用した白い新しい材、色の違いがはっきりとわかります。色の違いを気にされる方もいらっしゃいますが、お家が更新された姿がわかりやすく見えるのも悪くありません。杉や桧は年月とともに日に焼けて飴色に変色して古い材になじんできます。生まれ変わったお家を慈しんでいただき、ご家族の成長と歴史を刻んでいってほしいと願います。
「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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