2024.11.17
古民家ブログ
社長ブログ
古民家の再生 完成見学会
古民家の再生が終わりました。
住まいとしてリフォームする人もいればゲストハウス
やお店として活用するために再生する人もいます。
いつ頃からかブームになっています。
放置されたままよりもせっかくの古民家ですから活用
しないともったいないです。
今のブームがなかったら放置されたままになったり、
解体されていたかもしれません。
スクラップアンドビルドが普通の時代もありました。
部分的なリフォームは別として古い家を全面改修する
よりも建て替えたほうがいいというのが一般的だった
時もありました。
新築とリフォームを比べれば仕事は一から造る新築の
ほうが簡単です。
技術的にもリフォームのほうが難しいです。
今も古民家のリフォームと問い合わせは多いです。
数年前は建て替えを勧められたということが多かった
ですが、最近は業界もかなり古い古民家でもリフォーム
に対応するようになってきています。
私もなるべく使える家は何とか再生する方がいいと考え
ています。
しかしどんな家でもリフォームすればいいとも思いません。
今では造るとしたら現代の家以上に費用が掛かるであろう
古民家は再生する値打ちがあると思います。
しかしリフォームに多額の費用が掛かる、新たに寿命を
数十年延ばすこともできないような古民家なら古材を利用
して建て替えたほうがいいと思います。
古民家の場合は100年位の築年数が経過している家の方が
立派な構造材が使われていることもあります。
材料が豊富だったのかもしれません。
その時の時代は背景もあると思います。
いずれリフォームをと考えているなら早いほうがいいと
思います。
住まわれている古民家は比較的状態がいいですが、空き家
になると家は急に傷みだします。
リフォームの来年度から規模や内容によっては確認申請が
必要になると言われています。
それくらいリフォームの案件が多くなってきたのでしょう。
国や自治体も管理しておく必要があると判断したのかもし
れません。
業界では「業者をふるい分けしようとしているのでは」と
いった噂もありますが、対応できないところはそうなるか
もしれません。
どちらにしても時間と費用は掛かることになります。
完成写真の丸テーブルとイスは施主さんが購入されたもの
ですが当社のモデルハウスにも置いています。
ダイニングほど高くなく、ソファーほど低くないという
大変使いやすい高さに設定されています。
また丸テーブルで5人が掛けれるという点も優れていて
椅子の座面が広く胡坐をかいて座ることもできます。
今週の土曜と日曜にこちらの家で完成の見学会をさせて
いただきます。
「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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