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2023.10.17

古民家ブログ

社長ブログ

古民家のリフォームと平屋の家の上棟

古民家のリフォームをしています。

かなり大きな屋敷なのでほとんど1年がかりです。

すでに半年ほどかかっています。

現代の家のように製材された角材よりも丸太や

太鼓落としと言われる梁などが使われています。

すべと覆い隠してしまっては古民家の良さはな

くなります。

ほどほど構造材は見せるところは見せて、隠す

ところは新しい仕上げをしてといった感じで

造作しています。

床も段差が多いです。

小屋裏のような状態であったところも部屋に改装

しています。

写真の梁は太鼓落としと言われる梁です。

どのように仕上げればきれいで使いやすくなるか、

大工さんと使う材料を相談しながらの作業です。

 

こちらは新築の家です。

「平屋の家」です。

平屋は人気がありますね。

憧れでしょうか。

ブームもあるかもしれませんが、少子高齢化が原因

かもしれません。

土台伏せをしています。

当社はプレカットはしないで大工さんに刻んでもらう

ので材料の運搬もしなければなりません。

主な構造材は運送屋さんにお願いしていますが、土台

伏せは上棟よりも先立って行うので土台と大引という

材料を運んできました。

昔はよくしていたことなんですが、久しぶりに運ぶと

疲れますね。

年齢のせいもあると思います。

車に乗る人ならご存じだと思いますが、トラックいわゆる

貨物は荷物を積んでいて初めて普通の状態になります。

何も積んでいないとバネが強すぎて跳ねます。

これが結構疲れます。

慣れれば何でもないんだと思いますが。

 

構造材を加工するときに使う図面となる看板板です。

土台の伏せ方は今も昔も変わりません。

直角の線を出してそこから間仕切りの土台を並べて

伏せていきます。

今の住宅の基礎は昔と比べるとずいぶん精度が良く

なりました。

専用の鋼製の型枠があります。

昔はコンパネを現場で加工して造ってました。

基礎の天端のレベル、水平もレベラーという無収縮

モルタルを流し込んで水平を取ります。

昔は左官屋さんが基礎の両側に枠を当ててモルタル

で仕上げてました。

この平屋の家は来週上棟です。

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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