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2023.09.20

古民家ブログ

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もう9月も半ば 古民家のリフォーム

9月も半ばを過ぎて、朝晩ずいぶんと過ごしやすく

なってきました。

とはいえこの時期にしては残暑は厳しいですね。

例年、夏でもエアコンはめったに使わないほうでし

たが、今年は結構世話になりました。

それくらい暑かったですね。

現場で働く職人さんたちはもっと大変だったでしょう。

そしてあまりの暑さのせいか、蚊がいません。

今年はまだ蚊取り線香を炊いていません。

どうしたことかと思っていたら、今朝のニュースで言っ

てましたが、蚊が増えるのはこれからみたいです。

 

先日、大和棟の古民家に改修の件でお邪魔してきました

が、その家の方も今年の夏はかなり堪えたようで建て替

えを含めて検討されているということでした。

さすがに大和棟の古民家でもこの夏は厳しかったみたい

です。

古民家というと冬寒いというのは当たり前のようですが、

夏は比較的涼しいというイメージがあります。

それが夏も暑いとなると建て替えを検討するのも致し方

ありません。

小屋裏の大きな空間や南北の大きな開口等で通風は期待

できても外気温自体が高ければ涼しさはあまり期待でき

ません。

とはいえ一方では、おなじ家は建てられないだろうという

ことも分かったうえでの検討です。

 

昔ながらの涼しく過ごす方法としての通風や日射遮蔽、蓄熱

や湿気対策などでは追いつかなくなって来たんでしょうね。

もちろん周辺環境にもよりますが。

 

機械(エアコン)に頼るしかないのが現実でしょうか。

ところでパッシブソーラーハウスはどうでしょうか。

当社はエアパス工法というソーラーハウスも手掛けてます。

「夏涼しい」とよく言われたものですが、

今年の夏はどうだったか伺ってみたいです。

 

とはいってもいつまでもこの暑さが続くわけもなく、秋から

冬へと季節は移り変わります。

そして秋らしき季節はあっという間に過ぎてまたいきなり冬へ

という感じになるのかもしれません。

寒くなれば寒くなったでこれはこれでエアコンや薪ストーブの

お世話にならなければなりません。

日本には四季があって、四季折々の移り変わりを感じ取れていい

みたいに言われますが、これはこれで結構いろんな対策が必要に

なります。

暑さ、寒さ両方の季節に耐えられるような家づくりが必要です。

高温多湿、多雨でありながら、そこへ台風も来れば地震も起きる

と、なかなか厳しい環境下に耐えられる家づくりをしていること

になります。

 

日本の住宅業界は皆さんよく頑張っているのではないでしょうか。

古民家などはその日本の気候や風土に合った家づくりで先人の知恵

が結集されているのではと思います。

いいところは学び取り、新しい技術を取り入れて行かなければなり

ません。

古民家の改修、利活用はまだしばらく続きそうです。

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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