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2023.06.18

古民家ブログ

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古民家のリフォーム お引渡し

古民家のリフォームが終わって今日がお引渡しでした。

初めて現地調査に行った時の写真を見ると去年の5月

に撮影しています。

打ち合わせに半年、工事に半年くらいかかっているん

ですね。

リフォーム工事は築30年位の家もあれば、古民家のよう

に100年位は普通、古くなると200年という家もあります。

 

住まわれている方には大変失礼ですが、築30年から40年

位の家よりも築100年位の古民家のほうがしっかりして

いることもあります。

木材も全体に大きく、断熱はほぼ考えていませんから

構造材がいい環境下にあるからだと思います。

真壁が普通ですから、腐るようなことはなく何かあって

もすぐにわかります。

 

同じ古民家でも人が暮らしている家と空家になってしまった

家とでは家の状態は大きく変わります。

もちろん人が暮らしている家の方がいいです。

閉め切ってしまうことも良くないのでしょう。

また家も必要とされなくなるとわかるのかもしれません。

それくらいの違いが出ることがあります。

建て替えによって解体が決まると急にあちこちが傷みだした

という話も聞いたことがあります。

 

古民家と言っても造り方によっては現代風に仕上げること

もできますが、当社ではなるべく古民家らしく昔からある

自然の素材で造り、仕上げるようにしています。

同じ古民家でも新建材を多用してリフォームすれば仕上が

りは大きく変わることでしょう。

当社は今のところ数件の新築の家と古民家のリフォームを

させてもらっています。

古民家ではない家のリフォームはほとんどありません。

それくらい古民家は人気があるのでしょう。

再生協会の全国大会でも皆さん同じような状況でした。

古民家再生協会の集まりですから当たり前かもしれませんが。

 

古民家のリフォームは安くありません。

もちろん家の程度にもよりますが、古民家はどの家も大きい

です。

またその家を耐震や断熱しようとすると新築の家よりも高く

なります。

耐震や断熱は望まない方もおられます。

地震は起きるか起きないか、これはわかりません。

しかしもしものことを考えるとある程度の補強はしておいた

方がいいと思います。

断熱も同じです。

古民家らしさを損なうという理由でしないという考えもあり

ますが、想像以上に寒いと思った方がいいです。

だいたいが寒い地域にありますから。

またロケーションの良いところに立地している古民家が多い

ですが、それだけに維持管理は大変です。

不便な面はたくさんありますが、新興住宅地では味わえない

ものはたくさんあります。

 


「吉野の木を伝統技法で建てる工務店」輪和建設株式会社では、永く健やかな暮らしを求め、自然素材にこだわった奈良の木の家づくりをしています。
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